分け入つても 分け入つても 青い山

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野球馬鹿


Bsのしゃぼん玉なベテランたち

Category: Bs Prayer   Tags: ---
9月26日、2014年度本拠地最終戦の試合前。

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その8時間前、私は鳴尾浜に居ました。

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張り詰めた空気の心地良さから程遠い、残暑厳しい灼熱の二軍グラウンド。

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やり残した悔やみが影として滲む。

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片や勝利のためひたむきに、

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片や腐らず無心で居ることの過酷さ。

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一日で、まさに兵(ツワモノ)たちの光と影を見た思い。

体にキレがないため捉えた!と思っても差し込まれ、詰まったような打球。

それは一軍であっても珍しい光景ではありませんが、

ファームでそれを観てしまうと痛々しさが増してしまう。

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誤魔化して打っている、とも見えてしまう。

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ポジティブに考えると、それは巧みな技術となります。

しかし、三振を嫌がってバットを当てにいってるようにさえ見える。

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無我夢中、喰らいつく執念。

ものは言いようだ。

貶しているのではなく、孤立の中で展開される絶望と自責の観念、

私にはそう映りました。

八方塞がり。

光が見出せない漆黒の闇。

強いストレスで緊張し、胃は痛み、睡眠は浅く短いのではと危惧してしまう。

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些細な予兆を見落とす鈍感さは命取りとなり、

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だからこそ、鋭さと意識の高い覚醒レベルを維持し続ける。

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灼熱のグラウンドを観て、脳裏に浮かんだ“しゃぼん玉”

事実は、音楽を聴きながら観戦してて、シャッフル設定からたまたま流れてきた

だけのことですが、妙に合っていてうら悲しくもあり湿っぽくもなりました。

オリジナル音源がなかなか見つからなかったのですが、アコギの動画がありました

彼らの画像を貼りながら、その歌詞を載せます

ひりひりと 傷口にしみて 眠れなかったよ

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泣きっ面にしょんべん ひっかけられた夜

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薄情な男だと夜を 一枚ひんめくりゃ

ぐずぐずしてちゃいけねえと 照れずに思えた


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つまらぬこだわりは 身を縮めるだけだった

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ほんの一瞬でも お前を愛せてよかった

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枯れ果ててしまっても 温もりだけは残ったよ

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妙に悲しく いさぎよくて

本当に 気持ちよかったよ

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淋々と泣きながら はじけて とんだけど

もっと俺は俺で ありますように


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いったい俺たちは ノッペリとした 都会の空に

いくつのしゃぼん玉を 打ち上げるのだろう?


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きしりきしりと横っ腹が 痛かった

馬鹿っ面ぶら下げて 上等だとひらきなおった


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人生が少しだけ うるさくなってきたけど

逃げ場所のない覚悟が 夢に変わった

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帰りたいけど帰れない もどりたいけどもどれない

そう考えたら俺も 涙が出てきたよ


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くじけないで なげかないで うらまないでとばそうよ

あの時 笑って作った しゃぼん玉のように


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※この日、現役最後の登板となったのが平井投手ですが、

自分は何か気配を感じたのか一枚も撮らず、その一挙手一投足をジッと観ていました。

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2015年、彼らがこの場所で発揮できること願って・・・

高橋選手はBCリーグへコーチ兼任の選手として移籍しますが、

いずれ指導者として再びNPBに復帰、それを感じます。

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Bsは伊藤選手が選手会長に選ばれましたが、リーダーシップ執るにはまだまだ早い。

試合はともかく、はなっからリーダーである自意識はないと思いますが・・・

リーダーのタイプは二つあります。

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理想を追求し、変革に対して鋭敏に対応できる攻めのリーダー。

現実を重視し、秩序を強固たるものとする守りのリーダー。

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伊藤選手がどちらに傾くかは判りません。

ただ言えることは、場数を踏んだ男はどちらにも対応できる力があるということ。

気持ちが落ちてしまうと、それを鍛えた肉体で補うことはできません。

衰えた肉体を補う強靭な精神力、それを存分に見せつければ、

伊藤選手はリーダーとしてもっともっと成長し、中堅やベテランたちは落花して

枝に還らずともチームが育つ原動力となるはずです。

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テーマ : オリックスバファローズ    ジャンル : スポーツ
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Author:@T
雑多とした内容を適当に。
タイトルは、山頭火の俳句より。
【注意】
IEだといろいろ崩れるようです。


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